
【ブータンに新しい風を】~ケンブリッジカリキュラムは凄いぞ編~
片山理絵さん(ペルキル・スクール校長)がケンブリッジ国際カリキュラムされた経緯について、Facebookに記事を投稿されました。以下はその要約になります。
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教育の遅れが指摘されていたブータンで、国際基準の教育を目指す取り組みが進んでいます。かつてはインド人教師によるヒンディー語の授業が主流でしたが、第三代国王の決断により英語教育が導入され、国外の寄宿学校への派遣も行われました。
現在、その意志を受け継ぎ、著者が校長を務める「ペルキルスクール」では、従来の暗記型教育から脱却すべく、ケンブリッジ国際カリキュラムを導入。公立と同様の教育を強いられる私立校の制度的課題を乗り越え、ブータン初のケンブリッジ認定校となりました。
しかし導入当初、一学年下の教材を使用していたことが判明。今年から正式導入するも、生徒たちは一気に一学年上の内容に挑戦することに。教師・保護者・生徒の三者が協力し、橋渡し授業を実施しながら2ヶ月間の努力の末、子どもたちは驚くべき成長を遂げました。
特にプレプライマリーの子どもたちは、アクティビティを通じて学び、グループ発表にも意欲的。教師の間でも学びの熱が高まり、毎週の勉強会が開催されています。
この経験を通じ、片山さんは「心が動く授業」の力と、子どもたちの潜在能力の大きさを実感。非認知能力の育成にも挑戦しながら、ブータンの教育に新しい風を吹き込んでいます。
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引用:片山理絵(ペルキル・スクール校長) 2025年5月3日
参考:ケンブリッジ式カリキュラム
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山本けいこ様配信の「Bニュース(http://bhutan.fan-site.net/)」より転載