ニュースリリース

「米国への渡航を全面禁止「レッドリスト」草案にブータン掲載」問題

米国とブータンの間で何かが本当に間違っている。
どんな色のリストであれ、滞在ビザの超過のような問題では起こらなかっただろう。
あまりにも思い切りが良すぎる。
別の理由があるはずで、それを知っているのはブータン国民と民主主義の指導者たちだけだ。

かつてブータンとアメリカの関係は密接なものだった。
ブータンはいつもの立場を変え、米国とイスラエルの利益のために国連で投票した。
そして米国は、ネパールの国連難民キャンプからブータン難民を受け入れることで、ブータン難民の危機を解決した。
そしてこの申し出によって、ネパールのいわゆるブータン難民キャンプはほぼ空っぽになった。

このトランプ政権について私が気づいたことは、彼らはアメリカの選挙で味方を選んだことで、長年のヨーロッパの同盟国を含む国々を本当に非難しているということだ。

私は、『The Bhutanese』(ブータンの民間新聞 https://thebhutanese.bt/)がトランプ氏を標的にし、民主党を賞賛していたことを思い出す。
それはテンジン・ラムサン(『The Bhutanese』紙の編集者・ブータンメディア協会会長)の個人的な見解だったのかもしれないし、そうではなかったのかもしれない。
しかし、ブータン政府は『The Bhutanese』をパイプ役に使う傾向がある。
例えば、ブータン人がアメリカから追放される可能性が高いという衝撃的なニュースを共有した。

また、別のブータン人がここでコメントしていたように、ブータンがアメリカからの国交樹立の申し入れを鼻で笑ったことに関係しているのかもしれない。
非常に適切な指摘だ。

私の祈りは、ブータンが国際外交において必要な飛躍を遂げ、アメリカ、中国、ロシアと国交を結ぶことだ。
国連安全保障理事会の他の常任理事国であるイギリス、フランスとはすでに外交関係を結んでいる。
ブータンは経済的に繁栄し、さらに主権も強化されるだろう。
ブータンの様々な民主主義指導者たちは、いつまでブータンをインドの保護領の下に閉じ込めておくつもりなのでしょうか?

引用:ワンチャ・サンゲイ(元リーガル・コンサルタント、ブロガー) 2025年3月16日
参考:『米政権、41カ国の入国制限を検討 イラン・北朝鮮はビザ発給停止』ロイター 2025年3月16日
参考:『アメリカは43カ国の国民の入国を制限しようとしているのか?』


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山本けいこ様配信の「Bニュース(http://bhutan.fan-site.net/)」より転載