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国王陛下の国民への演説がありました

国王陛下の国民への演説がありました

新型コロナウイルスの地域感染者が増加している現状はブータンでも大きな不安となっています。
そうしたなかで、国王陛下は9月12日、国民に対する2度目のテレビ演説をされました。
以下は簡潔な演説の要約です。
「全国民は何週間も家に留まり、仕事を止め、収入を失い、食料や必需品が不足していました。しかし国民は皆が直面している脅威の重大さを十分に理解し、政府を全面的に協力してくれています。」
国王陛下は自ら先頭に立って国内各地を視察されています。
「首相や厚生大臣、厚生省関係者、病院関係者や災害救助ボランティア隊員たちが休むことなく働いています。」
「そのお陰で、ブータンでは、数例の感染症による混乱はあったものの、私たちはそれなりに普通の生活を送ることができています。」
「この先の道のりはとても厳しいものになるので、次に何をするかが重要になります。」
「パンデミックはすぐには終結しません。しかしながら、国民が皆で団結し協力すればこの逆境を乗り越えることができると確信しています。」
「(輸入制限による野菜やフルーツ不足やインド人労働者の大量帰国による労働者不足が明白な現状で)国内での農作物の自給自足を目指した生産の増大や(インド人労働者に頼らない)ブータン人の若者達の雇用促進を全面的に推進していきます。」
「私の最優先は国民の健康と幸福です。国の守護神の祝福は常に国民と共にあります。」
「国民皆が一致団結すれば全てうまくいくと確信しています。」

参照:http://blog.livedoor.jp/tamikinakajima/


山本けいこ様配信の「Bニュース(http://bhutan.fan-site.net/)」より転載